最近厳しくなった?キャッシング事前審査のポイントとは

平成22年(2010年)に、一人の債務者が借りられる額は年収の1/3以下という規定、つまり総量規制が導入されました。そのため、一定以上の借入を行なう場合には、年収を確認できる源泉徴収票などの書類提出が義務付けられています。そうした理由もあり、キャッシング事前審査は以前よりも厳しくなったと言わざるを得ません。しかし、これはキャッシング業界のクリーンなイメージに繋がるでしょう。昔はいろいろな問題がありましたからね。では、キャッシング前の審査では、どんな点を見られるのでしょうか。

【キャッシングに関する情報審査】

金融庁でキャッシングの情報がしっかりとかかれています。
金融庁の情報

まず初めに見られるのが、「年収」です。なぜ年収を見られるのか、それは貸す相手の返済能力をチェックするためです。年収が高い=返済能力が高い=審査が通りやすい、と相対的に判断されます。年収が高いと、それだけ借入限度額も高くなるのが一般的です。借入限度額の目安は、各キャッシング業者によっても若干異なりますが、一般的に言われているのが年収の約10%です。年収は高ければ高いほどメリットがあるわけですね。

審査の他のポイント、それが「居住形態」です。例えば、持ち家がある人は、キャッシング会社からの評価も高く審査が通りやすいようです。というのは、持ち家があれば住所が変わりにくいので、キャッシング会社も連絡が取りやすく安心なわけです。持ち家があるという事は毎月の家賃の支払いもないので、返済能力が高いと評価されるということです。ただし、その持ち家が買ったばかりの場合はローン返済があるでしょうから、必ずしも返済能力が高いと判断されるわけではありませんので、注意が必要です。

もう一つのポイントは、「その他借入状況」です。高年収で持ち家があったとしても、申し込み時点で他の金融会社からの借入があり且つその借入が多額又は返済滞納していれば、当然のことながら審査は通りにくくなるでしょう。キャッシング業者は、業者間で債務者の情報を共有しています。こっちがだめならあっちで借りようと思っても、そうはうまくいきませんよ。逆に、短期間のうちに数社で借入の申込みをすれば、その分審査が通りにくくなる可能性が高くなるでしょう。

これら3点が、キャッシング事前審査時に見られる主だったポイントです。意外に厳しいなあと思うかもしれませんが、キャッシング業者も自社の利益がかかっていますので、それは致し方ないことです。しかし、業者によっては審査基準が異なりますので、借入可能な業者は必ずありますよ。

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